俺と「第五回関西映画クラスタオフ兼新年会」

一月の末に開催された第五回関西映画クラスタオフ兼新年会に参加してきました。開催からすでに一ヶ月近くが経過しようとしている今日この頃なので、「今更かよ!」とか「相変わらず遅筆だな!」という思いを抱かれるのは重々承知していますが、どうか今回も「広い心」で私のおぼろげな記憶に基づく内容をお楽しみください。

(なにせ1ヶ月近く前のことなので、ここに書いてあることの九分九厘は記憶違いだと思います!)




関西映画クラスタオフ会と言えばすでに恒例になりつつあるのが「有志で話題の映画を見て、その後喫茶店で茶でもしばこうぜ!(通称0次会)」ですが、今回はついに私も0次会からの参加ですよ!今回の作品はみんな大好きギレルモ・デル・トロ製作総指揮の「ダーク・フェアリー」ということで、シネ・リーブル梅田がある梅田スカイビル(通称:陸の孤島)まで足を伸ばして来ました。
「折角(と言いながら2週に1回以上のペースで通ってますが…)スカイビルまで行くんだしオフ会の前に映画を1本ぐらい見とくかな」と、早々に「ダーク・フェアリー」のチケットをゲットした私は、梅田ガーデンシネマで「善き人」を見てきたのであります。それがあんな悲劇を招くことになろうとはね…。
「映画も鑑賞し終わったし、ちょっと早いけどリーブルに行って本でも読んで時間でも潰すかな」と、そそくさと集合場所に一番乗り(推定)で到着した私ですが、全身から人を寄せ付けないオーラを出していたのか、それともカリスマ性のない一般市民のなせる業なのか、誰一人として気づかれることなく時間だけが過ぎていくのでありました(というか私も時間を気にしろよ!)。そういえば偶然にもギレルモ・デル・トロ関連作品には、普通の人には存在感を気づいてもらえない男が出てくる話があったし、関西映画クラスタでの私の立ち位置も実はそんな感じなのかも知れんよね!



(リアルでの私の存在感はこんな感じ…じゃないといいなぁ…)





肝心の「ダーク・フェアリー」の内容ですが、ギレルモ・デル・トロ製作だけのことはあって、舞台となる洋館の妖しげな雰囲気や中盤に出てくる図書館の荘厳さ(あそこで無駄話でもしようものなら…)なんかはすごく良かったのですが、肝心のお前ら(妖精たち)ダークフェアリー名乗ってるんだからもうちょっと邪悪に頑張れよ!むしろ、ガイ・ピアーズと嫁の人としての駄目さのほうがむしろ邪悪だよ!なんて事を思いながら鑑賞したのであります。
どうやらみなさん思っていたことは同じだったらしく、梅田の喫茶店で「妖精が本気を出すのが遅すぎる」「なんでガイ・ピアーズはラストで問題を解決した気になってるの?」「洋館燃えなくて残念」「セガールなら5分で終わってたな」「あのやり方で歯がきれいに抜けたのかが気になる…」などなど、愛のあるつこっみで盛り上がる関西映画クラスタの面々。むしろこれだけ盛り上がったんだから、この映画を選んで良かったよ、なんて流れになったのでした。私は普段は一人で映画に行くんですが、やっぱり見終わった直後に同好の人たちとアレコレやと話が盛り上がると、映画を見た以上の価値が生まれて来るように思いました。みんなで楽しむことで、一人で見るとちょっと退屈な凡作でも愛すべき作品に、名作は忘れられない作品になるんじゃないだろうか。



(でも、お前はもうちょっと本気出すべきだったと思うよ!)




こんな感じでワイワイガヤガヤやってるとあっという間に集合時間になったわけですが、さて、今回の参加者はと…(http://twipla.jp/events/14424)…に、20人…だと…、これが関西映画界が誇るカリスマのカリスマたる所以なのか…。流石にこれだけの大所帯になるとすべての人と話すなんていうのはちょっと無理ですが、初参加の人も、いつも参加してるあの人(私もか…)も、久しぶりに会うこの人もみんな楽しい時間を過ごしていたんじゃないだろうか。いや、過ごしてたね。少なくとも私は楽しく過ごしたよ!
今回もKさん(いつもお世話になっております)が貴重なプレスやパンフを放出してくださったり、関西映画界のカリスマがDVDやブルーレイをプレゼントしてくれたりで大いに盛り上がったオフ会、お二人とも色々ありがとうございました。
さて、オフ会に行って映画の話をするとすぐにゾンビ映画の話になったり、映画とは関係のないプロレスやへヴィメタルの話にものすごい勢い脱線してしまうのですが、チーム・オブ・ザ・デッドも昨年末解散したし、今年の私は一味違いますよ!3月に開催される「大阪アジアン映画祭」や、「エルブリの秘密」なんていう渋いドキュメンタリー映画、「セルビアンフィルム」ってやっぱりヤバソウなんですかね…等など多岐にわたる映画の話で盛り上がったり、話が脱線してもフィンランド語で挨拶ってどういうの?と言った非常にインテリジェンスに溢れた話題に。これだよ!私が求めてたのは!もうね、メタルの話題に直ぐ結びつけるあのころの私とはさよならですよ。だから北欧つながりでノルウェーの主要輸出品目はブラック・メタルなんて話はしてないんですよ!



(捜査官Xのチケット取れなかったけど、アジアン映画祭は楽しみ)




話題がつきる事はないのですが、気づいたらもうお開きの時間に…。とはいってもここからがある意味本編の二次会ですよ!翌日は月曜日で朝から仕事と言う人も居るはずですが、11人の方がそのまま二次会になだれ込むと言う展開に。二次会になると俄然テンションがあがってくるのが皆さんご存知あのお方ですが、今回も完全にふもっふワールド一色に染まってましたね。失礼な発言等多々あったと思いますが、ソウルメイトの私が本人に成り代わって謝罪しておきます。



ふ:「このオフ会も5回目だけど、やっぱり初参加の人とかは初対面やから話しかけにくいやん」
私:「そうですね」
ふ:「だからそういう人もなじみやすいように、僕はがんばって体を張って盛り上げようとしてるわけよ!」
私:(ふもっふさんの口からこんな真面目な言葉が出てくるなんて…ちょっと感動したかも)
ふ:「でももう疲れたから、今からは君が場を盛り上げて俺を楽しませろよ!」
私:(なんと言う無茶ぶり…。さっきの感動はなかったことしたい…)




今回も映画の話で盛り上がったり、映画以外の話で大いに盛り上がったりした関西映画クラスタオフ会でした。主催者のカリスマをはじめとした参加者の皆様ありがとうございました。次回は4月に開催ということで、いつもの方々も、「オフ会なんてはじめて参加するけど、私なんかが参加して大丈夫かしら」、なんて思ってるあなたも参加してみたら良いんじゃないでしょうか。老若男女多士済々な面々がお待ち申し上げております。(なんか怪しげなお誘いみたいだな…)
話題のメジャー映画の話から、周りに知ってる人が殆どいないようなコアな映画の話、音楽、プロレス、ゲームにアイドルといった映画以外の話、「ふもっふさん、来年から社会人になるんですが、ものすごく不安なんです…」といった人生相談まで、いろんな話題で盛り上がりましょう。


(帰り道で突如として「永遠の僕たち」でのミア・ワシコウスカたんのベリーショートについて熱く語り始める関西映画クラスタのカリスマ)