俺と「ろまんちっく村と奥日光と日光」

色々あった宇都宮映画オフ会から一夜明けた翌日、栃木の盟友(と私が勝手に思ってる)いとっとさんの案内で栃木の観光名所だったり、観光名所じゃなかったりする場所を色々案内してもらいました。気付けば一ヶ月以上経過してる訳ですが、いとっとさんに感謝しつつの旅の記録(主に写真)を記すとしましょう。



・大谷平和観音
 まず我々が向かったのは大谷です。って大谷って何処やねん!という多数派の方に説明させて頂くと、実は宇都宮は餃子も有名だけど、石の名産地でもあるのですよ!(「とちぎ発!旅好き」のU字工事の回で得た付け焼刃的な知識)

観音像でけえ!像高88尺8寸8分(26.93m)は伊達じゃねぇ!


私「いやーー予想以上にでかいですね…」
い「そうなんですよ。あそこから上まで登れるんですけど、結構きついんですよね。」
まあ、三十路のおっさんがそんな小学生みたいにはしゃいで、観音像の上まで行くわけが…。


登るのは右側から登るのである。


右を見たら左も見たくなるのが人情というもの。


登ったら観音像よりも、奥にある謎の廃墟が気になったり…。


観音像以外にも親子がえるなんてのもあったけど、親子がえるの親の方はちょっとかえるに見えにくくないかとか思ってナイです!


・うつのみや ろまんちっく村
 前回宇都宮に遊びに行った後でに、いとっとさんから「次は大谷観音とろまんちっく村にお連れしますね!」と宣言されたその日から、私の頭の中ではろまんちっく村の事で頭が一杯(誇張)ですよ!なんてったって「ろまんちっく」ですよ、ひらがなでろまんちっく。さぞかしろまんちっくに溢れた場所に違いないと、妄想だけは人一倍頑張る私。アレコレとろまんちっくっぽいものを夢想してたのでした。
 そんなろまんちっく村の真実や如何に!


ろまんちっく村は大きな道の駅です。


 まあ、この一億総情報化社会のご時世、インターネットを見ればろまんちっく村が道の駅だって事は分かるからね…。というか道路案内の看板ですでに道の駅ろまんちっく村って書いてたから。しかも当日は丁度選挙シーズンだったので選挙演説とかやってて、ろまんちっく度がダダ下がりな気もしますが、ソレはソレコレはコレ、気を取り直して冷静な視点でろまんちっく村がろまんちっくかどうかを指差し確認していきましょう!


視線がドコ見てるか良く分からない看板の鳥がろまんちっく!


お子様用浮き輪とキャップを無料レンタルしてくれるあたりがろまんちっく!


7月はイベントが多くてろまんちっく!


羊羹の消費量は2位って事を訂正してるところがろまんちっく!


次の定休日がまだ直ってなかった所もろまんちっく!(行った日は7月13日)


・頭文字I
 ろまんちっく村に大谷観音という当初の目的を早々に達成してしまった我々。「これからどうしましょうね〜」なんて言いつつも、いつの間にか高速に乗って栃木の一大観光地である日光周辺を目指す流れに。「日光に行くなら、勢いで奥日光にも行っちゃいましょう!」という事で、走り屋漫画なんかでお馴染みである「いろは坂」を、いとっとさんと一緒に攻めることになったのであります。
 私も四国の酷道を散々体験した輩なので、「いろは坂。どんと来いや!」なんて余裕ブッこいてたのですが、次から次へと来る九十九折の山道!左右だけじゃなくて上下方向からもコチラを攻めてくる急勾配!横に現れる大型車!そんな大型車を華麗に抜き去るいとっとさん!「そうか、俺なんか鳥なき島の蝙蝠だったんだな。ホントの走り屋は栃木に居たんだ…」とグロッキーなりつつ薄れゆく記憶の中でそう思ったのでした。(ホントは非常に安全運転でしたよ。ホントだよ!)


いろは坂を愛車で華麗に駆け上る栃木在住のいとっとさん(画像はイメージです)。


明智平
 寿命が縮まるかと思いながら(嘘です)いろは坂を駆け上った我々。このまま中禅寺湖まで一気に行っちゃっても良いのですが、中禅寺湖男体山華厳の滝を一望できると明智平ロープーウェイで、絶景を一望しようと思ったというのは建前で、ロープウェイがあったら乗りたくなるよね。男の子だからな!


私「乗った後で言うのもなんですけど、高いところとかあんまり得意じゃないです!」
い「大丈夫です!僕もですから!」


(下を)見ちゃダメだ…。見ちゃダメだ!


よし!外の景色を見るよう!…っていろは坂…あの道をまた通って帰るのか…(遠い目)。


ロープウェイなんて、何てことなかったぜ!


中禅寺湖華厳の滝が一望できるの明智平!(ステマ


漢字で書くと何か卑猥に感じなくもない男体山


・竜頭の滝と華厳の滝
正直ね、私なんて奥日光について中禅寺湖華厳の滝の名前を聞いたことがある程度の奥日光ビギナーですから、何処に行くかは栃木在住のいとっとさんにお任せする訳ですが、そんないとっとさんのオススメの滝が「竜頭の滝」ですよ。いとっとさんのオススメの場所だからさぞかし人でごった返してることだろうということで、わざわざちょっと離れた場所に車を停めてテクテクと竜頭の滝まで歩いていった我々。宇都宮の蒸し暑い感じとは全然違う湖の近く&高地という自然の爽やかさを満喫しつつ、私は近くの保養所とかを見ながら「ブルジョワはこんなところに保養所を持ってるのか…クソ...」とまったく爽やかじゃない嫉妬の炎を燃やし続けたのです。


有名なお茶屋から見た竜頭の滝。どうでもいいけど滝ってピンボケ率が高いよね!(言い訳)


そんな私の改心の一枚ですよ!滝の迫力を捉えた、でかいサイズにしちゃうのもしょうがない一枚である!(ピンボケしてないだけ)


 竜頭の滝を堪能のした後は、ついにあの有名な華厳の滝に向かいました。華厳の滝は上から眺める無料の展望台と、料金払ってエレベーターで下から眺めを堪能できる展望台があったのですが、モチロンお金払ってるから当然ですが、圧倒的に有料の展望台がの迫力が素晴しかったですな。というかエレベータ降りていくと凄く涼しくて、もう一生ここに住んで居たいと思うぐらい気持ちよかったですね(滝の感想ではない)。


上から見た滝。コレだけでも結構な迫力ですが…。


下から見た滝は凄い迫力。なお、写真撮影者の技術の無さで滝の凄さがイマイチ伝わらない事をココにお詫びします。


このボタンは先着1名しか押せないのですが、なんといとっとさんが見事に押す権利をゲットした事を記録しておきます。


日光は湯葉が特産品らしく、ゆるキャラっぽい奴まで居たよ。ゆるキャラならぬゆばキャラ…なんちって(上手いこと言ったつもり)。


なお、ゆばキャラのステマに見事に引っかかり、お昼にゆば入り山菜そばを食べたのが私ですよ!
いとっとさんはがっつり親子丼(だった気がする)*1を頼んでて、さすがランナーだと感心したのであります。


日光東照宮
 日光と言えば世界遺産東照宮ですよね。正直、奥日光だけでも十二分に堪能したのですが、ココまで来たらついでに行くっきゃない!と帰りの新幹線の時間を気にしながら、若干駆け足気味に東照宮を回る我々でした。やっぱり世界遺産ということもあって、お客さんもワールドワイドで外人さんも一杯居たなし、ツアーっぽい人もモチロン多かったけど、根本的にやっぱり人手が多い!有名な所(観光ガイドに出てくるような所)は結構待ち時間あったりしたので、今回とは逆に東照宮→奥日光と見た方がじっくり回れるのかもしれません。まあ、そもそも二日に分ければもっとじっくり見れるけど、そんな暇は無かったんだよ!
 さて今回は二社(東照宮二荒山神社)一寺(輪王寺)の共通拝観券でこの三箇所を回ったのですが、我々が日光に行った数日後からこの拝観券が廃止*2になったらしく、知らず知らずとは言え非常にラッキーなタイミングで三箇所を回ることが出来たのでした!たまには行き当たりばったりやってみるもんだね(いつも行き当たりばったりですが…)。


世界遺産に俺はこれから行くぞー!


と意気込んだ矢先、一番初めの輪王寺三仏堂が改修中…。そういえば、姫路城も今はこんな感じだった事を思い出すな。


東照宮へ向かう参道を気持ち駆け足で進む私。いや、ホントは参道好きなんですよ!


もっと全体を撮れば良いのに、何故か象がアップである。アレか?そんなに俺は象が気になったのか…。


教科書とかで見たことあるかもシリーズその1「見ざる聞かざる言わざる」の三猿。有名スポットなのに貫禄のピンボケである。


教科書とかで見たことあるかもシリーズその2「陽明門」。(自分を棚に上げて)やっぱ皆写真とってたな!
なお、この時は6年がかりの大修理に入るのを全く知らなかったで、ラッキーでしたよ。


教科書とかで見たことあるかもシリーズその3「唐門」と「拝殿」。
拝殿の奥で説明してくれた神職の女性が、非常に自然な流れで記念グッズの購入を勧めるのを目の当たりにして「巧みの技だ…」と感心しました。


その後、薬師堂で鳴竜の説明&流暢な記念グッズの説明を聞いたりしてるといつしか雨が…。笠を持ってない二人はさらに駆け足気味になったのは言うまでもない。


最後に何とかたどり着いた二荒山。若干、いやかなりの焦り気味だったので、写真は盛大にピンボケである。


 さて、いとっとさんのご好意で無事に日光も観光して帰宅の途についたわけですが、帰りの車中でも「ここは○○さんと、○○君が通っていた学校でして…」とか「ここのツタヤで○○さんとブツの受け渡しをしたりしてるんですよ…」とか、「そろそろ某団体の立派な建物が…」などなどの、ディープすぎる栃木ネタに楽しませてもらいました。娘さんとカブトムシ取りの約束があったりと忙しい中、こんなボンクラのためにわざわざ栃木を案内してくれるなんて、ホントもう栃木に向かっては足を向けて寝られないなと感謝しまくるのでした。
 しかし、今回は栃木の観光名所を回ったとはいえ、とちのきファミリーランドを初めまだまだディープな栃木は数多く控えてるし、何よりだ、餃子を食べていないのだよ!と言う訳で、また(会社の出張に併せて)栃木に行こうと密かに企む私でございました。


まだ見ぬ、ディープ栃木スポットの一つである…。

*1:気がするだけで実際にはカツ丼でした。

*2:日光「共通拝観券」廃止