俺と「社内報のボツ原稿」

 先日、会社で社内報を担当している後輩から、「400字程度でオススメ映画の紹介をお願いします!」という原稿依頼を受けたので、今後の会社での立場もまったく考えない渾身のネタをぶっ込んで倍の800文字もの原稿を書いたのに、印刷された社内報ではその渾身のネタの部分が丸々カットされる(主に字数制限のため)憂き目にあったので、今回は社内報でカットされた部分を再編集して供養したいと思います。

「オススメ映画を教えてください」コレはなかなかの難問だ。そもそもオススメ映画というのが難しい。
「好きな映画は何ですか?」と聞かれたら、「ゾンビが出てくる映画!」とか、「ジェイソン・ステイサムが出てくる映画!」とか0.5秒で答えられるのだが、そんな映画を社内報で紹介して良いものか?そんな疑問が常に付きまとうのである。
 今回の原稿で「私のオススメ映画はアメリカのゾンビ映画”ゾンビーバー”です!」なんて紹介をしたら、「あの人”ゾンビーバー”の人だよね。」などと私の社内の立場が危なくなること間違いなし!ましてや「社内報で紹介された”ゾンビーバー”を一家で借りて見よう!」なんて人がでてきてしまったら、私の立場だけじゃなくて一家の絆が危なくなる可能性もあるわけで、コレはダメだ!
 しかし、ゾンビもステイサムも出てこない、そんな映画がはたして面白い映画といえるのだろうか?もしそんな映画があるとすれば、それはとんでもなく面白い映画なのかもしれない。
 という訳で今回は「ゾンビもステイサムも出てこないけどおススメ!」そんな映画を紹介しようと思ったのですが、どうやら私に与えられた原稿のスペースが足りなくなってきたので、あとは各自で「横道世之介」を借りて見て、思う存分「ゾンビもステイサム」も出てこないその面白さを堪能して見てください!

 ちなみに社内報ではもうちょっとだけ真面目に「横道世之介」の紹介をしてます。