俺と「2012年の映画をふりかえる」

空中キャンプさんの「2012年の映画を振り返る」に今年も参加しました。

「なぜあなたにとってその映画には意味があるのか、選んだ3本にはどういった関係性や共通点があるのか、といったところから、選んだ方の映画の見方がわかってくるのがおもしろいわけです。」

毎年この説明文を読むたびに、「今年の映画のベスト3って何だろう?」って言う気持ちよりも、「今年の良かった映画に共通するポイントって何だろう」って気持ちさせてくれるので、毎年この企画を非常に楽しみにしてます。なので選んだ映画も「今年のベストの3本!」の作品よりも、「今年の良かった映画グループの中で、何が共通するポイントなのかな…」って考えながら、それを代表してくれる3本を選びました。
という訳で選んだ3本の発表です!


  1. ロック・オブ・エイジズ
  2. サニー 永遠の仲間たち
  3. ルルドの泉で


この3本に何が共通してるのかといえば、「映画のキャストが劇中で歌ったり、踊ったりしてるシーンが印象的!」というポイントです。どうやら私のDNAの中には「音楽が印象的な使われ方をしている作品が大好きになる遺伝子」が組み込まれているようで、わりとどうでもいいシーンでも好きな音楽が流れてるだけで結構好きなシーンになったりします。なので一番のクライマックスシーンで大好きな音楽が使われたりしたら、そりゃその映画のこと好きにならない訳ないでしょう!更に言えば、その音楽がBGMとして使われてるよりも、映画の中のキャラクターが実際に歌ったり・踊ったり・聞いたりしてる方が、映画の中のキャラクターと自分がその音楽をその瞬間に共有してる気分になれて、物凄くグッと来るんですよね。
じゃあ、上記の3作品はどの辺りがグッと来たのかをグッと来た音楽と一緒に説明していきましょう。


ロック・オブ・エイジズ Don't Stop Believing(Journey)

・グッと来たシーン
ラストにJourneyの「Don't Stop Believing」をみんなで歌ってハッピーエンド!

やっぱりこのシーンだけで4万点ぐらい献上出来るほどこの映画が大好きです。別に特段目を見張るようなストーリーでもなく、とんでもなく感情移入できるキャラクターが出てくる訳でもないけどだ、自分の大好きな曲が映画の一番大事なシーンで使われるた時の興奮は、本当に何事にも変えがたいなと思いましたね。映画を作ってる側もたぶんJourneyが好きで好きでしょうがないし、俺もJourneyが大好きだから、その気持ちが通じ合えただけで十二分に満足だよ!


サニー 永遠の仲間たち Sunny(Boney M)

・グッと来たシーン
ラストにサニーのメンバーが「Sunny」を踊るシーン!

ロック・オブ・エイジズが「大好きな音楽が最高のシーンで使われた映画」なら、このサニーは「大好きな映画の最高のシーンで使われた音楽」ですね。この映画を見るまではこの曲を聴いても「あっ、どこかで聞いたことあるな」位の印象しか持つことは無かったと思いますが、この映画を見てしまってからは、イントロを聞くだけで映画のあのシーンが脳裏に浮かぶ、そのくらい大好きな音楽と大好きな映画になってしまいました。今後もこの音楽を聴いただけであのシーンを思い出す、そんな映画に出会えるといいなぁ…。


ルルドの泉で Felicità (Al Bano & Romina Power)

・えっ!となったシーン
ラストにレア・セドゥちゃんが「Felicità」を歌うシーン!

今までは良い音楽が作り出す素晴しいシーンに出会えてグッと来た作品を紹介しましたが、この作品はちょっと趣向が違って音楽が印象的だけど、えっ!となったシーンがある作品です。このレア・セドゥちゃんが「Felicità」を歌うシーン、それまでの展開とは全然関係なくてかつ前後の展開の意味とかが些細に思えるほどのパワーを持った歌唱なので、印象に残ってる度で言えば間違いなく今年ナンバーワンです。もちろん作品を見て頂ければ私と同じようにえっ!ってなると思うのですが、例えて言うなら「物凄く真面目な先生が、凄く下らない下ネタを突然授業中に喋った」みたいな感じです。(わかりにくい)


なんか書いていて「2012年の映画をふりかえる」の回答と微妙にずれてきた気がしないでもないですが、おおむねこんな感じの回答をしたはず…。回答の詳細とかその他の設問への回答は「2012年の映画をふりかえる」のみんなの回答で是非ご確認下さい。
で、ちゃんとした年間ランキングも何とか年内に出したいのでござるよ!(今のところ何も考えてませんが…)