俺と「2014年の映画」

 2015年も早一週間以上経過し、ぼちぼち映画初めを済ませた方も多いであろう今日この頃ですが、未だに夏休みの宿題が終ってない気分になりつつ、やり残していた2014年の映画について色々まとめてみましょう。

・劇場鑑賞作品数
 新作映画:215本(昨年-1本)
 その他映画:53本(昨年-9本)
  計:278本

・劇場鑑賞回数
 新作映画:222回(昨年−1回)
 その他映画:53回(昨年-10回)
  計:275回

 2012年、2013年ともにだいたいこんな感じの回数だったので、どうやらここら辺りの鑑賞回数が私にとっての平常運転のようです。改めて考えてみるとちょっとどうかしてる回数ですな。毎年もう少し鑑賞回数を減らそう減らそうと考えていますが、どうせ今年もこんな回数見ちゃうんだろうな…。
 さて気を取り直して、2014年もいっぱい映画を見たわけだし、今回も好きな映画ベストテン以外のちょっと趣向を変えた色んな部門を発表してみましょう!まずは、映画館部門から、


・一番よく通った映画館

 映画鑑賞回数275回のうち最も映画を見た回数が多い映画館は2年連続で「シネ・リーブル梅田」74回でした。2014年の53回から21回も増えてましたが、二月末の梅田ガーデンシネマ閉館&シネ・リーブル梅田の増床もあり、この結果も当然かなとも思います。ちなみに、一日で最も多くの映画を見た映画館も当然シネ・リーブル梅田でして、未体験ゾーンの映画たちの初日に1日5本も鑑賞してしまうという…。ホント、こいつはシネ・リーブル梅田に住んだ方が良いんじゃないかといった感じですね。なお、2015年の未体験ゾーンはなんと49本に大幅パワーアップしており、未体験の闇は着実に深くなっているなと感じる所存です。(全部は見に行かないよ!)
 シネ・リーブル梅田では未体験映画以外にも、スタンプラリーをとんでもない勢いで集めて(なお、シールが当たりました!)スタッフさんに笑われてしまった「ジャック・タチ特集」や「フランス映画祭」「三大映画祭」「シッチェス映画祭」などの魅惑の特集上映もあり、「ビフォア・ミッドナイト」「新しき世界」「大人の恋には嘘がある」「シンプル・シモン」「ホドロフスキーのDUNE」「ニューヨークの巴里夫」ほか多数の面白い映画を見たり、「間奏曲はパリで」「ぼんとリンちゃん」では監督のトークショーも聞けたりと、色々楽しませて頂きました。
 また今年も「あの人、この映画館に住んでるらしいよ」と噂される(誰がするんでしょうかね…)程度に通う予感がしますね。


必死に(?)集めたスタンプラリー


・遂に行った映画館

 2年ほど宇都宮にあるヒカリ座に行く事を目標に日々過ごしていましたが、遂に念願のヒカリ座で映画「あなたを抱きしめる日」を鑑賞しました。ちなみに鑑賞する作品(ダラス・バイヤーズクラブorあなたを抱きしめる日)を決める際に、宇都宮在住のいとっとさん圧倒的な腕力(じゃんけん)でねじ伏せたこともいい思い出ですね。私はいつでもリベンジを受けてたちますよ!


遂に俺はヒカリ座の会員になったぞー!果たして次回はいつ行けるのか…


 さて、続いては今年も映画を見に行ったときに起きた出来事を、針小棒大に話す映画体験部門の発表です。

・思わず話しかけた

大阪アジアン映画祭なんかの映画祭にここ数年ちょくちょく参加してまして、監督のサイン会(パンフ買ったら参加できる)でサイン貰ったり、ちょっとした感想を話したりしてます。今回も何人の監督からサインを貰ったりしましたが、特に「サンシャイン・ラブ」は別の映画のサイン会が終わった後で、監督さんを発見し思わず話しかけて「貴方の映画昨日見ました。マジで、最高でした!今回の映画祭で一番好きです!!」と片言の英語話しかけて、監督さんから「ありがとうありがとう」とお礼を言われたのが1番の思い出でした。


 お次は良かった2014年に印象に残った役者さんを発表しましょう。


2014最もよく見た人

 池松壮亮さん、おめでとう!


 鑑賞順に挙げていくと、「愛の渦」「ぼくたちの家族」「わたしのハワイの歩き方」「紙の月」「バンクーバーの朝日」の計5作品を鑑賞しました。これら5作品のうち主演女優と関係を持ってる作品が3作品(うち2作は不倫)、大学を中退する学生役が2作品だったので、「主演女優と不倫する大学生役をやらせたら彼の右に出る者はいない!」なんて勝手イメージが私の中で出来つつありますが、2015年も彼をいろんな作品で見たいものです。


ステイサム・オブ・ザ・イヤー2014

 2013年は、一見ステイサムには見えないヅラ姿がステイサムマニアの話題となった、俺たちのジェイソン・ステイサムですが、今年はその傾向が更に進みました。中でも「ハミングバードバトルフロントでロン毛になったステイサムは、文句なしに今年のステイサム・オブ・ザ・イヤー、いや2014年の映画界の最も重要な出来事と言っても過言じゃないと思います。という訳で2015年もステイサムをよろしくお願いします。


 さて、残りは2014年の映画で私の印象に残った作品の紹介です。


2014年に最もファッ!?ってなった映画


ワーストを挙げて「またシャンティか!」となる展開からは卒業しようと決めた2015年の新春。昨年度同様にワーストとはちょっとニュアンスが違う、思わずファッ!?ってなるような変な印象に残る映画を紹介しましょう。それがこの「恋愛の技術」ですよ。
 この作品は2013年の「ビューティフル・ウェーブ」と違って、非常に普通のラブコメで、コレはコレで結構面白い作品です。ただ、ただですね、信じられないかもしれませんが、この映画とてもマンゴー推しな映画なんですよ!
 ひょんなことからフィリピンにバカンスに来た親友二人。到着直後から様々なトラブルに巻き込まれるのですが、そこに現れる救い主のイケメン(実はマンゴー会社の社長)。もちろん、二人でこのイケメンをめぐる争いが勃発!(ただし一人はマンゴーアレルギーのため脱落)。そして、イケメンの過去に隠された秘密とは!(マンゴーの木に伝わるフィリピンの風習が鍵だ!!)。
 とまあ徹頭徹尾マンゴー映画でした。この映画はフィリピン政府全面協力のもとに、マンゴー工場やマンゴー農場で大規模撮影してくれるほど!!(ってチラシに書いてました)邦題の「恋愛の技術」はどこ行ったよ!これじゃあ恋愛映画っていうよりマンゴーの映画だよ!!というか、そもそも原題「Mango Tree(マンゴーツリー)」じゃねえか!!!!ファッ!?
 でも、俺マンゴー好きだからこれはこれでアリだな…。


 さて、この勢いで2014年の映画のベストテンの発表…の前に、2013年同様に(誰の興味もないであろう)うちのオカンのベスト映画も発表しましょう!


(俺の)オカンと2014年の映画

1.チョコレート・ドーナッツ
 短評:ベタだけど泣いた。

2.ぼくたちの家族
 短評:あんたの進める映画にしては良かった。

3.アナと雪の女王
 短評:面白かったけど、あんたが2回見に行ったのはちょっと理解できん。

 2014年は遂に過去二年の年間2本を上回る3本の鑑賞となったうちのおかん。しかし、あれ程の大ヒット作品となった「アナと雪の女王」については非常に辛口で、「面白かったけど2回見に行くのは理解できん!」と、字幕と吹き替えで見に行った私は帰省するたびにその事をネタにされしまう有様です。(私が薦めたわけではないのに…)
 そんな母ですが、2015年は5本ぐらいの鑑賞を目標にまたチマチマ映画を薦めてみたいと思います。


 長々と振り返ってきましたが、最後に2014年見た映画から、俺のベストテンを発表しましょう。

1.「ぼくたちの家族」


今年一番グッと来た映画。妻夫木くんの抱え込んでる思いがとても心に響いたな。


2.「アメイジングスパイダーマン2


今年燃えたヒーロー映画。私の好きなヒーローはやっぱりピーター・パーカーなんだな。


3.「ゴーン・ガール


今年一番ゾクゾクした映画。何とも言えない鑑賞後のあの感じ…。でももう一回見たい。


4.「監視者たち」


今年手に汗握った映画。超すごい犯罪者にチーム一丸で立ち向かう様子が熱かった!


5.「ジャージー・ボーイズ


今年一番ラストシーンが印象的な映画。特別なメンバーがそろった時に生まれる魔法のようなひと時が最高!


6.「ニシノユキヒコの恋と冒険」


今年一番の雰囲気映画。この映画1つ1つのシーンが持つ何とも言えない雰囲気が好きだ。


7.「インターステラー


今年一番反省しなきゃいけないなと思った映画。ノーランさん、ちょっと前まででなめた発言して申し訳ありませんでした!


8.「フランシス・ハ」


今年一番じわじわ来てる映画。誰もが持ってるフランシスらしさがいとおしかったな!


9.「ソニはご機嫌斜め/ヘウォンの恋愛日記/自由が丘で」 


理由:いつも通りのホン・サンス映画。ホン・サンス映画を3本選びましたが、どれを見てもホン・サンス映画はホン・サンス映画なのです。


10.「バトルフロント


理由:今年一番のステイサム映画。ステイサムが走る!殴る!!禿る!!!それだけでいいのだ!


 とまあ、こんな感じの2014年でした。2015年もぼちぼち映画を見たいと思いますね。