俺と「映画館でのスマホ」

それでは、本日最初の相談は”映画館で起きた不快な出来事”尾崎タイヤ・シャンティのお二人です。

タイヤ(以下T)「今日の相談というのはですね、僕の知り合いのエイトのことなんですが」
シャンティ(以下S)「あのエイト君ね」
T「おう、君知ってるのかい!彼のこと」
S「いや、初耳ですわ」
T「何やそれ!まあ、話を進めるとですね。先日彼が映画館に映画を見に行ったんですよ。その時にあったトラブルについての相談なんですが」
S「いやいや、映画館でトラブルなんて起きないでしょ!みんな座って映画見てるだけやし」
T「それがやね、結構不快な体験をしたらしいんですよ。そのエイト君。4DXの上映を見に行ったんですよ。知ってます4DX?」
S「聞いたことがあるようでないかも知れんな。」
T「分かりやすく説明するとやな、普通の映画アレは2次元だから2Dで、最近流行りなのがメガネをかけると映像が飛び出す3D」
S「そりゃ、3Dって危なそうですやん。なんせ、映像飛び出して来るってことは、銃撃戦の弾とかコッチに当たるんでしょ。おちおち映画も見てられないですよ!」
T「何をアホなことを!3Dいうてもあくまで飛び出してる風に見えるだけ、実際にコッチには何も飛んできません!」
S「なんや!早く言うてよ。これで、やっと3D見に行けるわ…」
T「なんちゅうあほな勘違いを…。まあ話を4DXを戻すと、その3Dを超える体験ができるの4DXなんよ」
S「ほう、でどんな体験ができるん?」
T「例えば、実際の映画の映像に合わせて席が揺れたり、シーンにあわせて水がかかったり、匂いが出る演出もあったりするという!」
S「なんや、それだけかい。そんな体験なんか普通の映画でもできるやろ」
T「いや、普通の映画じゃそんなことないでしょ!」
S「あるよー。例えばな、君が今僕の隣の席に座って映画見てるとするやん」
T「ほうほう」
S「その時にショッキングなシーンを見た僕が、とても驚いたりアクションで君の座席が揺れ!」
T「うっとうしいな」
S「心を落ち着かせようとして、飲もうとしたドリンクが手が震えて間違って君にかかり!」
T「単純に迷惑な客や!」
S「クライマックスシーンで思わず力が入った僕からかぐわしい匂いがもれる!」
T「それ、ただのオナラやろ!君とは絶対映画一緒に見に行きたくないわ。で、話を戻してそのエイト君、その4DXを見に行ったわけなんですよ。」
S「そうやったそやった、そのエイト君、不快な出来事ってどんな目に会うたん?」
T「君は映画あんまり見ないから分からんと思うけど、4DXな、コレ追加料金がかかるわけですよ。」
S「えっ、そうなん!いくら位すんの?」
T「仮に普通の鑑賞料金が1800円とすると2800円もかかるんよ。」
S「そんなにするん!僕んちの一日分の食費やん!」
T「君はいい大人なんだから、もっと良いもの食べなさい!で、話を戻すと、追加料金払って彼は4DXを見に行ったんですよ。」
S「追加料金払うぐらいやから、さぞかしその映画楽しみにしてたんやろうな」
T「そう、もちろん周りの人もそんな人ばっかりだとエイト君は思ってたんよ。それが本編始まった瞬間に状況が一変するわけで、何と彼の前に座ってた人が本編始まってもたびたびスマホをいじりるんですよ!」
S「それはアカンね。」
T「そうやろ。スマホを操作する光がチラチラ視界に入ってきて、非常に鑑賞の妨げになるんよね。だから劇場でも上映中は携帯NGのマナー啓発CMをやってるんよね」
S「ただ、君も映画館は気いつけた方が良いかもな。」
T「なんでや!」
S「いや、君の頭に反射する光がチラチラ視界に入ってくると、後ろの人辛いと思うよ!」
T「うるさいわ!で、しかもソイツは途中で電話するために劇場出てったりして、もう何がなんだか…」
S「その間、劇場の人は何してたん?」
T「劇場の人は映写状況はチェックしても客席の状況とかはチェックしないことが殆どだし、そもそもそんな人出もないんよ」
S「そうなんや。ってことは、映画を楽しみに来てたエイト君は追加料金払ったのに不快な思いして帰ったってこと?」
T「まあ、そうなるね」
S「やっぱり、上映方式の選択が間違ってたね。僕やったら絶対3D方式を選択してたわ」
T「それは何ゆえ?」
S「そりゃ、そういう上映中にスマホいじる輩を狙撃しても、3Dだったら画面が飛び出た弾と見分けつかないでしょ!」
T「だから、3Dで映画見ても画面からは何も飛び出してこねーよ!!!」
T「という訳で、今回みたいな場合、エイト君はその人に損害賠償できるかどうかを相談させてもらいにきました。」

はい、それでは今回の相談をまとめさせていただくと、
”タイヤさんの知り合いのエイト君が4DXの映画を見に行った際に、劇場側から「携帯・スマホ”は使用しないで!」と呼びかけられてるのにも関わらず、近くに居た人が何度も操作して鑑賞の妨げになっており、その人にきちんと映画を見れなかった分の損害を請求できるかどうか”
ということですね。大変よく分かりました。それでは相談員の…