俺と「美女と野獣」

〜あらすじ〜

むかしむかし、ヨーロッパのとある国にたいそう美しい娘がおり、裕福な家に父と三人の兄と二人の姉と一緒に暮らしていました。
ある日、父親が家運をかけて送り出した商船が嵐に巻き込まれて難破し、裕福な家はあっという間に大量の借金を抱え、追われるように町を出る事になりました。
しかし、娘は他の姉のようにめげる事も無く、田舎の村でしっかりと生活していくのでした。

で、色々あって森の城で野獣と暮らしたり、実家に帰ったら父親が寝込んでたり、最終的に城に戻ったら侵入した盗賊を退治するために石像が暴れてたりして、難儀な人生を送ることになった娘。
そんな娘は心の奥底でこう願ったのです。


「いつまでも裕福だった頃が忘れられず家庭を顧みない父親」

「婿探しにしか興味を持たない姉」

「悪い奴とつるん遊び回る暴力気質の長兄や影の薄い他の兄」

愛する人よりも金を選ぶ男」

「そして何より愛する人との大事な約束を簡単に破るような男」

来世では、こんな人たちに囲まれて過す人生ではなく、もっと普通の人と…でも魂が燃え上がるような恋をする人生を送りたい…。

そう強く、とても強くで願ったのです。


そして、見事に願いが森の神に聞き入れられた娘は、青い髪の乙女として生まれ変わり、普通の少女と魂が燃え上がるような恋をするのでした。
めでたし、めでたし。

レア・セドゥ様が様々なドレスを着て活躍するのが良かった映画でした。