俺と「海洋天堂」の予告編

海洋天堂の予告編見たぜ@梅田ガーデンシネマにて。

ってこう書くと予告編を見に行くのが目的みたいな感じですが、本来の目的は「バビロンの陽光」を見に行くことでした。
こっちの方もイラクの生々しいリアルが見られるロードムービーでして、主人公の少年とその祖母がサダム政権下で囚われた父親を探して旅をするる作品なのですが、我々が普段知ることのないイラク内部、例えば主人公達クルド人の微妙な立場(クルド人の使う言葉がそもそも通じない)とか、サダム時代の生々しい傷跡、そして、そんな混乱した状況下(車が燃えるシーンが多いのが印象的)でも生きている人々が描かれていて興味深かったです。また、中東特有の乾いた景色の美しさと人々が歌う中東特有の音楽も印象に残りました。
が、やっぱり海洋天堂の予告編の破壊力が凄まじすぎた。



ジェット・リーの枯れた凡人って感じの様子がとてつもなくツボでして、とても”消耗品軍団”の一員としてジェイソン・ステイサムドルフ・ラングレンと喧嘩してた人とは思えない。この予告編だけでも胸を締め付けられるような感情が溢れてきて、本編始まる前なのに一本映画を見終わった気持ちになってしまった。
来週から公開なので、公開されたらとにかく見に行こうと思う。