俺と「【未体験ゾーンの映画たち2012】関西版」
君はテアトル梅田で行われてる【未体験ゾーンの映画たち2012】関西版を知っているか!
まあ、私と面識のある方が、「ああ、またタイヤ映画の話か」とか、「あの、地雷映画シリーズね」とか、「そろそろ学習すれば良いのに…」とか、「また行ったのか。流石住人だな…」といった感想を持っているであろう、あのシリーズですよ。
でも、このシリーズの本来の目的は、
海外での評価が高く、話題作であるのに日本ではなかなか劇場公開されにくい、日本人にとっていわば「未体験ゾーンの映画」中にこそ、お宝作品がたくさんあります。 “映画は映画館で”を合言葉にあらゆるジャンルの映画の中から珠玉の「未体験ゾーンの映画」を一同に集め、日本では未公開になってしまう前に、映画館での観賞機会を設けるべく開催致します。
(http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/topics/detail/12923)
なんですよ!
そう、決して地雷映画を一堂に集めて、「俺はちょっと他の人より映画見てるから、こんな地雷映画でも楽しめちゃうんだぜ!」といった輩のひん曲がった性根を叩きなおす、そういった趣旨ではないのです。
そこで、疑問に思ったのが「海外での評価が高く」と言うこの謳い文句。果たして公開された作品は本当に海外での評価が高いのか?その疑問を解消すべく、ちょっとimdb調べてみたのがこの結果です。
(まあ、結論は貴方の予想通りですが…)
まずは第一弾の4本です!
- 『幸せの行方...』 原題「All Good Things」 点数:6.4点 http://www.imdb.com/title/tt1175709/
- 『ラバー』 原題「Rubber」 点数:5.8点 http://www.imdb.com/title/tt1612774/
- 『ザ・フィールド』 原題「Husk」 点数:5.0点 http://www.imdb.com/title/tt1504403/
- 『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』 原題「Tucker and Dale vs Evil」 点数:7.6点 http://www.imdb.com/title/tt1465522/
結構妥当な点数な気がしますね。私の印象との違いを挙げるとしたら、タイヤ映画が高すぎる高すぎる高すぎる…。この中ではやっぱり「タッカーとデイル」がジャンル映画という点を差し引いても、頭二つ抜けてるといった印象だったので、これは本当公開されて良かったですね。逆に「幸せの行方」はライアン・ゴズリングとキルステン・ダンスト競演作だけど、今劇場公開してもなぁといった印象…。「ザ・フィールド」はDVDスルーでよかったんじゃといった作品かなと。
さあ、続いて第二弾の作品に行って見ましょう!
- 『禁断メルヘン 眠れる森の美女』 原題「La belle endormie」 点数:5.7点 http://www.imdb.com/title/tt1721683/
- 『ヘルレイザー:レベレーション』 原題「Hellraiser: Revelations」 点数:3.0点 http://www.imdb.com/title/tt1716747/
- 『カウボーイ&ゾンビ』 原題「The Dead and the Damned」 点数:3.6点 http://www.imdb.com/title/tt1565441/
- 『バンバン・クラブ-真実の戦場-』 原題「The Bang Bang Club」 点数:6.7点 http://www.imdb.com/title/tt1173687/
- 『ザ・チャイルド:悪魔の起源』 原題「Children of the Corn: Genesis」 点数:3.9点 http://www.imdb.com/title/tt1745672/
- 『ブラッドレイン 血塗られた第三帝国』 原題「Bloodrayne: The Third Reich」 点数:3.0点 http://www.imdb.com/title/tt1153546/
- 『HIDDEN ヒドゥン』 原題「Hidden 3D」 点数:3.3点 http://www.imdb.com/title/tt1664664/
- 『HUNTERS ハンターズ』 原題「The Hunters」 点数:4.0点 http://www.imdb.com/title/tt1591504/
- 『キリング・フィールズ 失踪地帯』 原題「Texas Killing Fields」 点数:5.6点 http://www.imdb.com/title/tt1389127/
こ、これは…。海外で高評価どころか、普通に地雷映画の集まりじゃないか!(気付いてたけど…)
因みに私自身は『ブラッドレイン 血塗られた第三帝国』以降の作品は見ていない(キリング・フィールズは鑑賞予定)ので、それらについてはアレコレいえないですが、そのほかの作品(特に点数の低い作品たち)については、100円レンタルでDVD借りて、「あぁ、またやっちまった…」と後悔するような作品ですので、総じて妥当な評価だと思いますよ。本国でもDVDスルーの作品や、TV映画が多いのも特徴かなと。
流石にこの中で一番評価の高い「バンバン・クラブ」はちゃんとした映画でしたが(これも評価としてどうかと思う…)、全体に散漫な印象があってテーマを十分生かしきれてない感じでした。
はぁ…。だいぶこの企画に疑問を感じてきましたが、しかし、終わりよければ全てよし。今後公開予定の第3弾の作品もついでに行っちゃいましょう!
- 『LOFT -完全なる嘘(トリック)-』 原題「Loft」 点数:7.0点 http://www.imdb.com/title/tt1606789/
- 『エターナル』 原題「Vykrutasy」 点数:5.9点 http://www.imdb.com/title/tt1682187/
- 『コネクション マフィアたちの法廷』 原題「Find Me Guilty」 点数:7.0点 http://www.imdb.com/title/tt0419749/
- 『メゾン ある娼館の記憶』 原題「L'Apollonide (Souvenirs de la maison close)」 点数:7.0点 http://www.imdb.com/title/tt1660379/
おっ、第三弾の作品は第二弾までと比べても、評価の高い作品が多いですね。特に、「コネクション マフィアたちの法廷」は監督シドニー・ルメット、ヴィン・ディーゼル主演と日本でも知名度のある二人の作品なのに、今まで公開されてこなかった不思議…。(本国では2006年公開)ジャンルも、ホラーやサスペンスが多かったこれまでに比べると、多岐にわたってて結構楽しみですな。
このシリーズ自体が未公開にした方が良かったのかどうかは、第3弾にかかってる!(のかもしれない…)