俺と「ロック・オブ・エイジズ」

皆さんは音楽、特に80年代の洋楽が好きですか?私は三度の飯より大好きです!なので、この映画も大好き。最高!100点満点で3万点ぐらいつけちゃうよ!以上。
…と、感想にもなってない感想を書いてもいいのですが、(多分映画の感想としてはこんなもんだと思う)。なんだかんだで2回も既に見ちゃったので、気付いた点なんかを徒然なるままに書いていく、いつもの駄文です。


あらすじ
オクラホマの小さな町に住んでいた娘シェリー(ジュリアン・ハフ)は、シンガーになる夢をかなえるため深夜バスへ飛び乗った…。
LAのライブハウス「バーボンルーム」でバイトをしてる少年ドリュー(ディエゴ・ボネータ)、彼もロックスターになる夢を追い続けていた…。
んで、ロックスター ステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)に出会ったりしてなんやかんやあったけど、夢を諦めるな!
『Don't Stop Believin'』って事ですよ!

・「ロック・オブ・エイジズ」について
もうタイトルからして最高ですね。なんせ、「デフ・レパード」の名曲がそのまんまタイトルになってますから。もちろんこの曲も劇中で使われてますが、それ以外にも「デフ・レパード」の曲は3曲使われてますよ!


・「Rock Of Ages
 ステイシー・ジャックスがリムジン乗ってバーボンハウスに登場するシーンで使われてますね。無論、最高なのは言うまでもない。
・「Pour Some Sugar On Me」
 バーボンハウスのライブでステイシー・ジャックスが演奏する。歌ってるのもトム本人!(これが、かなりいい感じ)
・「Bringin' On The Heartbreak」
 シェリーがクラブ「ヴィーナス・クラブ」でジャスティス(メアリー・J・ブライジ)と話してるときに流れるBGMとして使われてる。


キャストが歌ってるのは1曲だけですが、劇中3曲も使われてる(他にはフォリナーとポイズン)のは、流石タイトル曲のバンドだけの事はありますな!
さて、劇中にキーアイテムとして、シェリーの宝物であるアーティストのサイン入りのアルバムが出てきます。勿論、「デフ・レパード」のアルバムも当然入ってますが、それが「Rock Of Ages」が収録されてる「Pyromania」でも、トムが歌う「Pour Some Sugar On Me」が収録されてる超大ヒットアルバム(2000万枚以上売れてる)「Hysteria」でもなく、「Bringin' On The Heartbreak」が収録されてる「High 'n' Dry」なんですよね(違ってるかもしれないけど、上記二枚じゃなかった筈)。これはちょっと意外。
まあ、この曲が素晴らしいからしょうがないね!(PVはちょっと撮影場所が意味不明だけどな!)



フォリナーの楽曲使われすぎだろ!(いいぞ、もっとやれ)

ハイ、上にも書きましたがこの映画の中で3曲も楽曲が使われててかつ、その全てをキャスト陣が歌うと言うバンドが、英国人と米国人の混成バンドご存知「フォリナー」ですね。映画見た人なら、「もうどこに使ってるかわかっとるわ!」とお思いでしょうが、一応おさらいしておきましょう。


「Juke Box Hero」
 シェリーとドリューがタワーレコードでロックへの想いを歌うシーン。(あのシーンはアルバムジャケットを眺めるだけで楽しいと思う。)
「Waiting For A Girl Like You」
 シェリーとドリューの初デートのシーン。
「I Want to Know What Love Is」
 ステイシー・ジャックスが控え室でローリングストーンズの記者コンスタンス(マリン・アッカーマン)と愛し合うシーン。


3曲ともキャストが歌ってると言うこともあって、印象的な使われて方をしますが、特に印象的に残ったのは「Waiting For A Girl Like You」ですね。
この曲、サビの部分はタイトル通り”I've waiting for a girl like you”って歌うんですが、男側のドリューはそれで問題ないとして、女側のシェリーがそう歌っちゃうのはちょっとおかしいよね。そう思ってよくよく耳を澄ましてみると、シェリーのほうは”I've waiting for a boy like you”って歌ってる!(と思う。以下その前提で話を進めます。)「ガール」と「ボーイ」って響きも似てるし、ホント耳を澄まさないと分からんね。そして、字幕もその意をちゃんと汲んでくれて、「あんた見たいな人に出会うのを待ってたから!」(意訳)となってるんですよね。原曲通りだと”人”じゃなくて”娘”とか”女”って訳すほうが正しいのに、あえて人って言葉を使って両方の意味が取れるようにしてる心憎い匠の技。なお、サウンドトラックでは原曲どおり歌ってるので、あのバージョンが聞けるのは劇中だけであります!
と言うことで、ルー・グラムの時代を感じさせるヘアバンド姿と最高の歌を堪能下さい。



・リッチー・サンボラとプロレスラー
トム・クルーズ演じるステイシー・ジャックスの見せ場となる曲と言えば、前述の「Pour Some Sugar On Me」「I Want to Know What Love Is」と、忘れちゃならないのがボン・ジョヴィの名曲「Wanted Dead Or Alive」ですね。この曲の聞き所と言えば、サビのところでジョン・ボン・ジョヴィが”Wanted”と歌った後にリッチー・サンボラが決める”Wan〜ted”ってコーラスですよね!(そして、その後リッチーサンボラのギターソロに繋がるわけですよ。奥さん!)
さて、リッチー・サンボラといえば、背が高くて、ギターも上手くて、反町隆志の歌にコーラス入れてくれる位の完璧超人(まあ、アル中だったり、浮気したりと欠点も多い...)なので、「生まれ変わったらリッチー・サンボラになりたい」と思ってるボンクラメタル少年も多いはず!そんな憧れのリッチー・サンボラのパートを歌えるのが、え?ボディーガードのおっさん二人…?と思ったら、片方は「ケヴィン・ナッシュ」でした。この「ケヴィン・ナッシュ」アメリカではレジェンドクラスに有名なプロレスラーの一人で、伝説的なプロレスユニットNWOのオリジナルメンバーでもあります。こないだ、”モンスター・トーナメント 世界最強怪物決定戦”のプロモも兼ねて日本で試合してたなぁ…。


(生まれ変わったら、こんな男になりたい)


(生まれ変わったら、こんな男になりたいわけではない)


前述の「Waiting For A Girl Like You」同様に、サントラではおっさんたちがコーラスを歌っていないので、ケヴィン・ナッシュの歌声が聴けるという点も勘案して、プロレスファンも劇場に走れ!


(聞き所は2:08頃から)



カメオ出演のロックスターあれこれ
こういうロック映画だと、やっぱり有名どころのロックスターがカメオ出演してるものです。エンドロールで名前を確認した限り、3人(あと何人か居るけど諸事情により割愛)の出演を確認しました。やっぱり3人とも映画で使われてる楽曲に関係のある人物だったよ。


・ケヴィン・クローニン
 ご存知、REOスピードワゴンのヴォーカルですね。でも、どこに出てるかは不明(後の二人も。DVD買ったら探そう…)。劇中では「Can't Fight This Feeling」がバーボンルームのオーナであるデニス(アレック・ボールドウィン)と店員ロニー(ラッセル・ブランド)のデュエットとして使われてますね。正直、この使われ方はかなり笑った。

・ヌーノ・ベッテンコート
 おなじみ、エクストリームのギタリストですね。劇中では「More Than Words」がウォレントの名曲「Heaven」とのマッシュアップが、シェリーとドリューのデュエットとして使われております。

・セバスチャン・バック
 お久しぶりの、スキッド・ロウのオリジナルヴォーカリストですね。(今はソロ)劇中では、タワーレコードでアルバムを探すシェリーとドリューの後ろで「I Remember You」が使われてますね。「舞台は87年なのに、なんで89年リリースの「I Remember You」が流れてるんだよ!」と言う突っ込みは、どうか広い心で見逃してやってください。


あとはロックスターじゃないけど、Zガイ〜ズのPV監督として、イーライ・ロスカメオ出演しております。あのPVが後々スラッシャーホラーで有名になる男の原点と考えると、胸が熱くなるな…。(勘違い)



・お前ら、ジャーニー好き過ぎるだろ!(俺もだよ!)
まずは、ヒロインの名前がシェリーですね。もうね、この時点で狙ってるとしか思えない!劇中でもスティーブ・ペリー(ジャーニーのヴォーカル)のヒット曲「Oh Sherry」が使われてて、マジで狙ってたのか…。あんた最高や!
後、シェリーとドリューの初デートのシーン。ドリューの格好はGパン、Gジャン(袖が短い)と黒のTシャツの、いかにもってロック野郎って感じのファッションなのですが、アレ、このTシャツ見たことあるな…。コレって多分…。

だよな…。
いやー、流石に初デートでジャーニーのTシャツ着るなんてジャーニー好きすぎるんだろうに…。あんなTシャツ着て外出する奴なんて、ハングオーバー2ぐらいでしか見てないぞ!あと、絵に描いたような悪徳マネージャーポール・ギル(ポール・ジアマッティ)とドリューが契約交わす時も、同じTシャツ着てます。あいつはジャーニーのTシャツが勝負服なのか…。


主人公がジャーニーのTシャツを勝負服にするぐらいジャーニー愛に溢れたこの映画。そんなこの映画を締めるにふさわしい曲は、コレしかないですね!



やっぱりジャーニーは最高なので、ジャーニー愛に溢れたこの映画も当然最高だ!というのが私のこの映画の評価でございます。